こちらの記事は2013年2月9日に書いた記事を再編集したものです。
現行機種でのカスタムROMの導入は起こりうるリスクを承知の上で行ってください。
cm-JellyTime-R30 の導入
このカスタムROMは CyanogenMod と ICS の良いとこ取りのROMらしく、R30は2013年2月9日、この記事を書いている時点では最終バージョンです。
cm-JellyTime_R30.zip と gapps-jb-20121011-signed.zip を CWM(crockworkmod) から導入してみました。
ちょっと触ってみます。
ホーム画面の切り替えは素晴らしく滑らかです。
android4.1 って素晴らしいですね!
デバイススコアの確認
それではデバイススコアを確認してみます。
左から、CPUスコア、メモリスコア、I/Oスコア、2D描画スコア、3D描画スコア。
もちろん数値が高ければ良いスコアとなります。
一つ上にはサムスンのネクサスSがあり、その上には純正の HTC desire HD があります。
うーーん。
ぬるぬる・・・ぬるぬる・・・なんだけど・・・
I/Oスコア、メモリスコアが純正と比較しても大幅に下がり全体のスコアを悪くしてます。
CPUスコアに関してはLG オプティマス 2X と同じような数値を記録してますね。
このデバイススコアを見てわかる通り、アプリを起動しますと全くサクサクしません!!
アプリ以外はぬるぬるなんですが、いざアプリを開くとシングルコアの現実を見せ付けられます。
オーバークロックの実施
android4.1 を触ってみたかった、というのもありますが、ここからがカスタムROMの真骨頂。
オーバークロック を施して デバイススコア を確認してみます。
オーバークロック とはなんでしょうか?
パソコンを自作する人ならご存知かと思いますが、オーバークロック とは CPU の動作周波数を上げて通常仕様の 周波数を上回る周波数に設定して動作そのものを早くすることを言います。
デメリットとして異常発熱、動作不安定などのリスクが伴います。
最悪CPU、メモリの破損につながる恐れがあります。
逆に通常仕様の周波数より下回る周波数にして、低発熱、低電力動作をさせる アンダークロックもあります。
オーバークロック後のデバイススコアの確認
それではオーバークロックしてみましょう。
cm-JellyTime_R30 の設定にオーバークロック項目がありますので実施します。
ちゃんと警告を受けてから、30% のオーバークロックです。
かなりのオーバークロックなので、スコアの確認が取れたら元に戻しました。
しかし、全体のスコアは10%ほどしか伸びませんでした。
純正の HTC Desire HD にも負けてしまう始末。
軽自動車に普通車のエンジンを載せても、足回りやボディの補強など全体のバランスが取れていないとダメということですね。
Flash Player も未搭載
好みだと思いますが、HTC の Sense 派の私は2~3日で飽きました。
と、いいますか、android4.1 はやっぱりクアッドコアじゃないともっさり感が漂ってます。
ネットで Jellytime が素晴らしい!と言われておりますが、やはりシングルコア、メモリ768MBのデバイスには合いませんでしたね。
そんなandroid4.1が載ってしまう HTC Desire HD はすごいと思いますけどね。
さらにこの カスタムROM ですが Flash Player も未搭載で動きません。
純正状態で動いた Softbank の お父さんくじというものがあるんですが、動きませんでした。
退会を迫られました。
この頃の Softbank って冷たい。。。
いかがでしたでしょうか?
やはりメーカーはその端末に合う OS をきちんと載せてきていますし、ハイエンドスマートフォン はおろか、純正状態 の スマートフォン にすら敵いませんでした。
ただやりきった感という自己満足は得られた結果となりました。