在宅勤務から始まったオンライン会議
例のウィルス問題から始まった在宅勤務。
サービス業や、飲食業界では在宅勤務と言うのはしょせん無理な話ですが、大手企業は在宅勤務を可能にしているところも数多い。
現に大手都市銀行や、大手不動産に電話をするも担当者は本日在宅勤務となっている為、折り返しが遅くなりますが・・・と言われることが多々ありました。
さらにその中でも、テレビやyoutubeなどでも取り沙汰されているようなオンラインビデオツールを使って会議をしたり話をしたりしている企業もかなり増えたようです。
その様な機会によく聞いたり目にしたりするオンラインビデオ会議アプリの「Zoom」は何が危険なのか?ご紹介します。
「Zoom」とは
パソコンやスマートフォンを使ってミーティングなどをオンラインで開催するために開発されたアプリです。
スマートフォンとは違い、パソコン上でZoomを起動すれば多人数でのビデオ通話に参加、表示可能になります。
みなさんご存じのLINEのビデオ通話の多人数参加型アプリと思っていただければよいと思います。
このZoom、例のウィルス問題からユーザー数が爆増。
なぜこんなに人気になったのでしょうか?
次にご説明します。
参加人数と映像の安定性
ビデオ通話と言うのはやはり映像と音声の安定性が求められると思います。
当初、少人数であればGoogleDuo、もう少し規模が大きなところではSkypeを使用されていたと思います。
しかし、Skypeは歴史も古く、ユーザーも多く、同時接続数が50人となっていました。
ユーザーが多いのが原因か分かりませんが、遅延が多いSkypeからもっとユーザー接続数も多く、当時はユーザー数も少なく、映像、音声共にスムースに表示されたZoomへと乗り換えたようです。
少人数の企業などはGoogleDuoのまま、私の会社も人数は少ないのでGoogleDuoのままでした。
Zoomはユーザー数も少なく、同時接続数も無料で100人までと歴史が古く、ユーザーも多いSkypeと比べるのも酷なんですが、無料で100人接続で映像、音声共に安定している点でユーザー数が爆増したと言ってもいいでしょう。
アプリ名 | 金額 | 最大接続数 |
GoogleDuo | 無料 | 18人 |
Skype | 無料 | 50人 |
Zoom | 無料状態では | 時間制限100人(1000人まで大丈夫らしい) |
しかし、この世界中で人気となったZoomは数か月経過してセキュリティ上に不備があるのではないかと言う声が各地から上がったようです。
次に紹介します。
Zoomアプリに見つかった脆弱性
これだけ有名になるとは開発者も思っていなかったので、十分な検証もしていなかったのかも知れませんが、Zoomにセキュリティ上の欠陥が見つかったということで、一部の企業はZoomの使用を中止しました。
有名なセキュリティ上の欠陥をご紹介します。
別にこれら欠陥は問題無く、セキュリティ対策もしっかり設定するよ、と言う事であれば、スムーズに多人数でビデオ通話ができる優良なソフトだと思います。
またこれだけ有名になればアップデート(この記事を書いている時点ではすでに行われているかもしれません)が行われ、脆弱性は皆無になっている可能性もあります。
1.ユーザーの許可なくカメラが有効化される。
ライブ配信を消し忘れたライバーみたいになります。
2.OSの情報を盗まれてしまう。
3.Zoom爆弾、Zoom爆撃と言われる、知らない人が勝手にミーティングや会議に参加し、嫌がらせなどの迷惑行為をされる可能性がある。
以上が有名な欠陥3つですが、5個あるとも言われたりしています。
そもそもZoomの暗号化技術が簡単に破られてしまう点が致命的と言われておりますが、スムーズな映像配信と音声配信に開発者も苦慮した結果なのでしょう。
以上の事からGoogleも社内でZoomを使ってオンライン会議をしていた部署は、今後使わないように通達が出されました。
そこで現在人気になってきているアプリがあります。
GoogleMeet
現在ではZoomに変わって問い合わせが多いと言われているオンライン会議ソフトとなります。
アプリ名 | 金額 | 最大接続数 |
GoogleDuo | 無料 | 18人 |
Skype | 無料 | 50人 |
Zoom | 無料状態では | 時間制限100人(1000人まで大丈夫らしい) |
GoogleMeet | 無料 | 250人 |
実はGoogleMeet自体は以前からあったソフトですが(旧名:ハングアウトHangoutsMeet)、Google社内でもZoomでミーティングを行っていた部署もあり、かつ、脆弱性が見つかったと言う事で、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できるようになりました。
ハングアウトって聞いた事あるのではないでしょうか?androidを持っている人なら、こんなソフトいらないなぁって消そうとしていたあのソフトです。
Googleが開発元なのでDuo同様セキュリティは現在大丈夫なようで、全く欠陥らしきことも聞かれません。
私の会社はDuoを使って気軽にやり取りをしていましたが、この先本社とのやり取りや、再度、在宅勤務を強いられる事態になればGoogleMeetを使う可能性も出てきました。(Skypeでは映像や音声がスムーズに表示されず使えませんでした)
この先、会議やミーティングのあり方も大きく変わるかも知れませんね。
ひとりごと
Zoomの創始者は中国人の方なのですが、開発はほぼ中国(中国の方)で行われていて、運営はアメリカが行っていたりするらしいです。
Huaweiのようにアメリカの中国つぶしが垣間見えるような気がしますが、現にセキュリティ上の欠陥はあったようですね。
それがバックドアでなければ良いのですが・・・
ちょっと使うのは怖い気もします。