やっと見直された道路交通法
以前からスマートフォンの操作中による事故が相次ぎ、スマートフォン専用ゲームであるポケモンGOを皮切りに、スマートフォンを操作していたり、ゲームをしていて人を撥ねてしまったという事件事故が報道され始めたのはまだ記憶に新しいと思います。
そのような報道がされている中、警察の方の努力もむなしく、スマートフォンの普及に伴い、スマートフォン等の操作中による事故は増加の一途を辿っています。
そしてやっとのことで2019年12月1日よりようやく道路交通法が見直され、厳罰化となりました。
飲酒運転での数多くの事故報道の際も、飲酒運転の厳罰化となり、ある一定の効果があった厳罰化を、「ながら運転」にも適用したのではと思います。
何かと世間を騒がすポケモンですけど、私の世代になると「てんかん」という言葉を世の中に広めたのも「ポケモン」だったと記憶してます。
あと私はポケモン世代ではないので（ポケモンはかなり通り越して）、ポケモンGOなど見向きもしなかったが、ドラゴンクエストウォークはプレイしています、当然運転中はウォークモードにしていますが、これも違反になってしまうのか調べていきたいと思います。
道路交通法における「ながら運転」の定義
それでは道路交通法における「ながら運転」の定義を見ていきましょう。
１．携帯電話を持って通話する事。
２．携帯電話の画面を注視する事。
３．カーナビの画面を注視する事。
以上が、道路交通法における「ながら運転の」定義となり、調べていくと「注視」とは2秒以上の事であり、これに該当するものは処分の対象となるようです。
もはやカーナビを見ることも許されない法律が施行されたと思われる方もいらっしゃると思いますが、スマートフォンにカーナビ機能を持たせることも可能であり、（私も使用しているYahoo!カーナビはその機能に加え、オービスの位置まで教えてくれる優れものなのです）万が一、裁判沙汰の事故を起こしてしまった際に、実際はゲームや音楽操作をしていたが、それをそのまま「ポケモンGOをやっていました」と言うのと、「カーナビを見ていました」というのとでは、周囲に与える心証が大きく違いますよね。
ドラゴンクエストウォークも立ち上げて助手席に置き、警察の方に止められでもしましたら、いらぬ誤解を与えてしまう可能性も否定できなくなってしまいました。
完全に自衛するのであれば、運転する際はスマートフォンはもう何処かにしまっておくべきかなと思います。
このようにダメなものはダメという強い意志が感じられる法律となっています。
罰則はどう変わったか
私は特殊な法律で縛られた会社で働いてはいますが、残念ながら法律の専門知識は持ち合わせておりませんので簡単に説明しますと、
「ながら運転」をしてしまった場合の罰則
１．6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金
２．18000円の反則金
３．3点減点
「ながら運転」により事故を起こしてしまった場合
１．1年以下の懲役、または30万円以下の罰金
２．刑事罰の対象に
３．6点減点、免許停止処分
飲酒運転ではお酒を提供した側も、それを知りながら運転させた人間にも罰則が与えられ、運転者は即刑事罰となりますが、実際のところ、まだ厳罰化というには程遠い内容となっています。
Q ＆ A
赤信号で止まっているときはスマートフォンやナビを触ったり見たりしてもいいの？？
調べてみましたら、車両が停車中にスマートフォンの操作や、ナビゲーションの操作を行うようにとの事です。
ですので、赤信号の間に操作するのは大丈夫との事らしいです。
但し、その状態で発進させるような行為があった場合は罰則の対象になるようです。
朝は忙しくて車内で化粧をしたりしているのですが、運転中はこれも「ながら運転」になるのかしら。
私も赤信号で停車中はこのような女性の方を多くお見かけします。
これも調べたところ、停車中は良いですが、運転中は「ながら運転」には明記されておりませんが、安全運転義務違反となる場合があるようです。
しかし、運転中に化粧はとんでもなく器用な方だと思われます。
お化粧は車内ではなく社内でお願いします。
テレビでよく警視庁24時などやってるのを見てますと、飲酒運転をしただけで手錠をはめられているのをよく見ます。
それに比べたら「ながらスマホ」による「ながら運転」は厳罰には程遠い内容ですが、飲酒運転も度重なる厳罰化を経て現在のような状態となっています。
「ながらスマホ」もテレビで大きく報道されるような大きな事故が発生するとそのような経緯をたどるかも知れませんね。
