ハブ径とは
ユーザー車検などでも軽自動車を触る機会が多いのですが、軽自動車って結構共通部品が多いかなと感じております。
タイヤ径、PCD(ナットの取り付けピッチ)、4穴、リム幅など各社似たり寄ったりです。
これらの数値はタイヤやホイールにも書いてありますし、PCDなんかは調べるとすぐに出てきます。
また、リム幅はスチールホイールにも刻印されてますのですぐにわかるのですが、ハブ径(ホイールの中心)だけはどこを探してもなかなか数値が見当たりません。
私もこのアルミって付くのか?などと結構聞かれたりしますが、その都度調べたりしてました。
そのハブ径の数値が分かればスチールホイール含め、純正アルミなどを他車へ流用することが可能ですのでわかる範囲でまとめてみました。
尚、WikipediaやYahoo!知恵袋の質問コーナーなどを参考にしております。
車系のお仕事依頼にも役に立ちますので自分のメモとして随時更新をしていこうと思います。
ホイールのハブ径のほうが大きければ問題無し
原則、車両のハブ径よりホイールのハブ径のほうが大きければ問題なくホイールを装着することができます。
社外ホイール等はほとんどの車種を装着可能にする為、ハブ径に関してはかなり大きくなっております。
ですので、A社純正ホイールをB社の車へ取り付けを行う際は、B社の車のハブ径よりA社純正ホイールのハブ径が大きくないと無理と言う事です。
以下まとめです。
メーカー | ハブ径 | 車種 |
三菱 | 67 | パジェロミニ、ミニカ、トッポ(初代?) |
日産 | 67 | KIX(パジェロミニ、生産中止) |
三菱 | 60 | ミニカ、トッポ(中間?) |
マツダ | 60 | AZワゴン、CAROL(旧型) |
スズキ | 60 | カプチーノ |
スバル | 59 | レックス、サンバー、ヴィヴィオ、プレオ、R2、R1、 ステラなど自社製品 |
ホンダ | 56 | ライフ、ザッツ、バモス、N-BOX、N-ONE、N-WGNなど |
三菱 | 56 | eK車種全般、トッポ、ミニカ(最終型?) アイ(前輪のみ)、アイ・ミーブ(前輪のみ) |
日産 | 56 | デイズ、デイズルークス(三菱OEM) |
ダイハツ | 54 | 軽自動車全般 |
マツダ | 54 | AZワゴン、CAROL、スクラム |
スズキ | 54 | Kei、MRワゴン、アルト系、 エブリィ、キャリィ、スペーシア、セルボ、ハスラー、 パレット、ワゴンR |
日産 | 54 | モコ、ルークス(スズキOEM=パレット) |
トヨタ | 54 | ピクシス系(ダイハツOEM) |
スバル | 54 | シフォン系、ステラなど(ダイハツOEM) |
三菱 | 54 | アイ(後輪のみ)、アイ・ミーブ(後輪のみ) |
※流用を保証するものではございません。しっかり実寸の確認をお願いします。
ほぼハブ径はまとまってきている傾向にあります
標準的な軽自動車で言えば、14インチの4.5J、4穴のPCD100でハブ径が54か56が一般的になりつつあるのが分かると思います。
気を付けなければいけないのは日産・三菱。
特に日産のデイズ、ルークスはスズキのパレットがルークスの時はハブ径54、しかし、後に三菱のekシリーズがデイズ、デイズルークスで登場するとハブ径は56となってしまいます。
最新のアルミやスチールホイールは旧型には付けれますが、その逆は不可能ですね。
三菱は製造時期によりハブ径はどんどん縮小傾向にあり、ハブ径だけ見れば、旧型のホイールを新型に取り付けられる状態になってます。
ホンダは自社の軽自動車であればハブ径だけを見れば使いまわし可能。
一番汎用的で助かるのがダイハツ。
ハブ径だけ見れば、ダイハツのOEMを受けている製品であれば流用可能との結果となっています。
きちんとリム幅やタイヤ径の確認は必要となりますが、1本だけ破損などの万が一の際はフリマやオークションなどでも容易に手に入れられそうですね。
先にも書きましたが、流用を保証するものではありませんので、ネットオークション等で手に入れる際はしっかりと出品者に確認、自車は実寸の確認をお願いします。
Q & A
ハブ径59から67に関しては現在では流通量が少なくなっていると思いますので54から56を参考にしてください。
また間違いがあるかも知れませんのでご自身でしっかり確認をお願いします。